
こんにちは
omoや545スタッフmaiです
- 先月より始まった omoや545の 国際中医薬膳師、 航海士(ディレクター)仲田 早苗の 「ちょこっと薬膳小話」 を お届けします^_^
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⚫️ちょこっと薬膳小話⚫️
明けましておめでとうございます。
年末年始は、いかがお過ごしでしたか?
いつもとはちょっと違う環境で、召しあがったものも違うなら、
胃腸がお疲れかもしれませんね。
胃腸を含む消化器官系の内臓のことを、
薬膳ではまとめて「脾ひ」と呼びます。
新年を迎えてしばらくは、七草粥も食べて身体は平気そうでも、
本当に注意すべきなのは1月の後半から。
暦上では「土用どよう」という期間に入り、
特に脾が弱りやすくなると言われています。
土用とは、
春夏秋冬の変わり目に当たる季節の移行期間で、
気候の変化が激しいことに加えて湿気が多くなります。
脾は湿気を嫌う性質を持っているので、
土用中は特にしっかり労ってあげなければ
体調を崩してしまうのですね。
今 旬の白菜は、胃腸と膀胱に効能を持つ食材で、
体の余分な熱と水分を排泄することで脾を回復させてくれるので、
湿気が多い土用中には最適な食材です。
消化を助ける酵素アミラーゼが豊富な大根やカブなどは非加熱で。
大根おろしを生のまま摂ることが、
健脾の一番の薬だというのは私が通った医薬大学薬膳専科の教授の持論です。
さつまいもは脾に加え、冬に弱りがちな内臓・腎も助ける食材で、
体を温めるエネルギーを補充してくれます。
筍と菜花は、春に頑張る内臓・肝を助ける食材。
ほのかな苦味をもつ山菜や、香り高い柑橘類やねぎ類は、
寒さで固まる身体の中にエネルギーを巡りやすくしてくれます。
もう春に向けての身体の変化は始まっています。
花粉症の方は特に、早めに肝ケアを始めていきましょう。
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私も白菜、大根、カブ、季節のお野菜を感じながら 食べています。
「1月の後半からが特に注意すべき」ということで ドキッとしました。
しっかり食養生して 元気に過ごしたいものです。
みなさまも 冬は無理しすぎないように 早寝&ちょっと遅起きで過ごしてくださいね^^
(スタッフmai)